錠前の取り扱い上のご注意

キーが完全に差し込まれた状態,キーが完全に差し込まれていない状態,回転,負荷



● カムなどの止め金具に過負荷を掛けないでください。なお、キーの回転動作に対して逆方向への負荷も掛けないでください(図1)。
● キーの抜き差しは回転動作中に行わないでください。必ず所定の位置で行ってください(図2)。
●解錠時にキーが抜けない仕様は、錠前本体にキーを差し込んだ状態で、キーに大きな負荷を掛けないでください。変形し、作動に支障が出る恐れがあります。
●カムなどの止め金具取付用六角ナットの締め付けは、錠前内部のシリンダーピンに負荷が掛からないよう、錠前本体にキーを差し込み、カムを押さえながら行ってください。
● 錠前によっては亜鉛合金や黄銅(真鍮)を材料に使用しており、材料に対して浸食や劣化を早める環境(海岸付近・温泉地など)で使用する場合には、錠前としての寿命が短くなることがあります。
●錠前の寿命を長く保つために、随時、潤滑スプレー テフロドライ TFD、または鍵穴専用潤滑剤を鍵穴に注入してください(油系の潤滑剤は使用しないでください)。

別番、同番について

●錠前には別番と同番があります。別番は、複数の錠前のキー番号が異なることを表します。同番は、複数の錠前のキー番号が同じことを表します。
●鍵違い数は3通り、キー番号はA、B、Cで、3ヶ注文する場合、別番はA、B、C、同番はA、A、A(またはB、B、B、またはC、C、C)となります。
●別番は、同じキーでは解錠できないことでセキュリティーを厳しく管理したい場所(ロッカーなど)、同番は、作業者が1本のキーで複数解錠したい場所(駅のゴミ箱など)に適しています。
●本カタログの錠前には、品番で別番、同番の判別がつくように、別番は品番の末尾を「-B」、同番は品番の末尾を「-D」としています。
●キー番号やその組み合わせのご指定は、仕様決定前に弊社担当者までご相談ください。