「箸置き」の存在意義

「箸置き」の存在意義
「箸置き」はテーブルを彩る華やかで手軽なアイテムとして
たくさんの種類が出回ってます。

ところが、一般に普及したのは、意外と新しく、
昭和に入ってからだそうです。

箸置きの原型として「耳土器(みみかわらけ)」があります。

古代、神前に供え物をするために使用した箸置きで、
餃子のように両端が持ち上がり箸を包み込むようになっています。

この形状が耳に似ていることから「耳土器」と呼びました。

主に素焼きで、彩色はされなかったようです。


([新潟県埋蔵文化財調査事業団] 国立国会図書館蔵より)

また、平安時代には「馬頭盤」という箸置き台があり、
天皇の正式な食膳や、宮廷の儀式や饗宴に使用されました。

上から見ると馬の頭のような形をしているので、このように呼ばれます。

箸置きは宮中や祭事の際に使用されるにとどまり、
いわゆる現代の小さな箸置きが必要になるのは、
テーブルやちゃぶ台が登場する現代になってからです。

日本は古来から一人ずつ膳に載せて食すスタイルが確立していました。

お膳自体が箸置きの役割を持ち、
箸は膳の端に片側を載せて使用していました。


(美盾十二史[一勇斎国芳] 国立国会図書館より)

時代劇の蕎麦屋などではよく机が登場していますが、
テーブルやちゃぶ台の登場は明治以降ですので、
庶民は床机や縁台に腰掛け、そこに盆や膳を置き、食べていました。

座敷の場合も同様に、盆や膳を畳の上に置いて食べていたわけです。

そういった点からみても、箸だけを載せる道具が
必要ではなかったということです。


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参考文献;
exite.ニュース(2019/6/30)
「箸置きと箸は古くからセットだと思ったら、
普及したのは昭和時代からだった意外な事実!」
http://exci.to/2LVrGpj


wikipedia

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箸置き
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