スリットの様々な用途

スリットの様々な用途
切れ目、隙間のことをスリット(Slit)と言います。

通風車(つうふうしゃ)は、有蓋車(ゆうがいしゃ)の一種で、
車体側面や床面に多数の通風用スリットを設け、屋根上にも多数の
通風器を設置して車内の風通しをよくしており、走行中常に換気しながら
走行できる貨車です。

車両によっては側面に設けられたシャッターを閉じることで普通の有蓋車
として使用できる車両や、荷室内に折り畳み式の棚を設けたものもありました。

主に野菜や果物などの生鮮食料品の輸送に用いられました。

青果物はアセトアルデヒドやエチレンなどのガスを発生するものや、
高温に弱いものが多く、密閉された有蓋車で輸送すると車内温度が上がり、
傷みやすいためです。

しかしトラックや鉄道ではコンテナ輸送への移行が進み、
1985年にツム1000形が形式消滅したことにより、国鉄から種別が消滅しました。

鉄道用通風コンテナはスリットが開閉式になっています。

国鉄ツム1000形通風車
▲国鉄ツム1000形通風車(ツム2454)

他に、スリットは、曲げ等の加工の為や光を取り入れる為、
換気や放熱(冷却)のための機械工作や、建築においては構造力学で
応力を他の部材に伝達しない手段として入れられる事があります。

但し、建築では構造体に使われるものであるのと同様に
耐火性能を要求されます。

服飾では、スカートなどの裾に動きやすくするなどの目的で入れる
切れ目を指します。

チャイナドレスの大きなスリットは、ウマに乗りやすくするために
設けられたものですが、今では単なる装飾になっています。

オーバーコートのセンターベント
▲オーバーコートのセンターベント

広告絵に描かれたチャイナドレス
▲広告絵に描かれたチャイナドレス

道路標識の一部で逆光対策として、文字部分にスリットを入れ、
標識背後から逆光となる太陽光を透過させる事で文字を浮かび上がらせて
視認しやすくする物もあります。

逆光対策としてスリットを使用している標識
▲出口の予告の文字部分に逆光対策としてスリットを使用している標識
(新名神高速道路 滋賀県甲賀市)


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参考文献;
スリット(Slit)
https://bit.ly/2SS6Aue
有蓋車(ゆうがいしゃ)
https://bit.ly/357QsuD
日本国有鉄道
https://bit.ly/3nEN2HY
国鉄ツム1形貨車
https://bit.ly/34NeN8I
チャイナドレス
https://bit.ly/34YVols

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